VOL.40 自動車整備士の将来性について考えてみた。
仕事柄、自動車業界の方々とお話をします。
メーカーの方から整備工場の経営者の方、現場で働く整備士さん。
今回は自動車整備士の方々の思いをなんとかしたいと思いブログを書いてみます。
私自身、整備の経験もなければ自動車業界に身を置いたことも無いのですが、整備士さんの話を聞いているうちに、この業界を救える方法はないのかと常に考えるようになりました。
- 人手不足問題
- 低賃金
よく話題に上がるのが上記2つですね。
若者の車離れが叫ばれる昨今、整備士になりたいという若者も減っているそうです。
自動車整備士を養成する学校も定員割れを起こしているそうです。
特にディーラーメカニックの減少です。
国交省のデータからメカニック不足を感じている ディーラーが約半数を占めています。
なぜ、人手が足りないのか?
やはり賃金の問題です。
整備士の方に聞いたところ、残業なしの手取りの給料が12万円の月があります。
と教えてくれた、25歳の整備士さん。
業界水準では年収400万前後を推移しているので、決して安すぎるというわけでは無いのでしょうが、もらってる人もいれば、もらえてない人も確実にいます。
それに加え、仕事で使う工具に関しては、結構自腹で買っているそうです。
会社支給の工具もあるそうですが、自分の使いやすいものだったり、痒いところに手が届く工具、趣味で揃えている人・・・いろいろいますが、いずれも仕事で使うものです。
この、「工具購入費」給料から払うわけですが、なんとかならないんですかね?
経営者の方でしたら、必要経費として計上できると思うのですが、ディーラー勤めの個人単位では何もできない。
それなら、自分で整備工場経営しようと思う。ディーラー整備士が会社を辞める。
腕に自信がつく30代の整備士が極端に少ないのもそういう理由かもしれません。
私が知らないだけかもしれませんが、何かしらの控除が受けられるようになれば、もっと手取りの給料が増えるのにと思ってしまいます。
そのような制度があれば
- 整備士になりたい若者増える
- 工具を販売するメーカーの収益UP
- 現役整備士さんの給料増える
こんな簡単なことでは無いのでしょうが、色々メリットはありそうですね。
昔聞いた話によると、アメリカの整備士さんは自分の仕事のスピード、によって給料に変動があり、工具購入費で控除が受けられるそうです。
まさに理想とするかたち
使いやすい工具で仕事のスピードが上がり、さばける台数が上がることで、会社の収益がUP
そんなスピードで仕事ができる社員は給料沢山あげるよ‼️っていう考えみたいです。
車大国のアメリカだからできる考えかもしれないのですが、日本もきっとできるはずです。私なりにこの業界を盛り上げることができないか考えてみたいと思います。
もし、賛同して知恵をお貸しいただける方いらっしゃいましたら、よろしくお願いいたします。