VOL.44 自動車業界の今と昔 今後の課題と改善策
自動車業界を盛り上げようブログです。
前回、整備士の給料についてお話ししました。
今回は自動車業界の今と昔です。
70代になっても未だ現役で活躍している整備士さんがいます。
もうすごいとしか言いようがない。この方にインタビューさせていただいたお話しです。
昔の整備業界は、すごく儲かっていたらしいです。
整備工場がお客さんを選んでいたみたい。料金も各社バラバラ‼️
腕のいい工場は評判が評判を呼び、「これだけ払いますから直してください」と言うようなお客さんがいっぱいいたみたい。
しかし、今は全てがコンピューター制御で専用の診断機を使う事で故障箇所がある程度特定できる。
「昔みたいな、勘はいらなくなったよ」と言っておりました。
コンピュータ制御になる事で、メリットとして誰が整備しても仕上がりのクオリティーが同じにできる。(整備士により多少あるようだが)
デメリットはディーラーのお客さんの囲い込みになってしまうと‼️
ここで補足です。
自動車業界は大きく分けるとディーラーと呼ばれる新車販売をしている店舗と、専業と呼ばれる、〇〇整備工場とか、〇〇自工と呼ばれる2つに分けられます。
今は専用の診断機が無いとオイル交換すらできないのです。
人手不足、跡取り問題が今専業工場では起きています。それだけが原因では無いのですが、廃業に追い込まれる工場も多いとか。
昔は、ディーラー・専業工場の住み分けのようなものがあったのですが、今では専用診断機があるためディーラにお客さんが流れて行ってしまう。
専業工場が盛り上がるには?
と尋ねたところ・・・
専業工場は、ディーラにはできないもっときめ細やかなサービスの充実が必要とのこと。
私なりに考えてみると‼️
- ディーラーでは断られるような修理をする。
- 部品の交換で済ますのでは無く、根本の修理ができる。
- お客様目線にたった車の維持プラン
ディーラーがダメという事では無く、どういうサービスで差別化を計るのかと言う意味で考えた結果です。
やはり、修理費のかかる車に乗っているとディーラーは新車販売を進めて来ます。実際私も経験があります。
「修理に70万円かかります」この際新車に乗り換えてみては?
気に入って乗っている人にすぐ新車販売?と思いましたけど、そこは修理でお願いしましたけどね。
あとは、車検で依頼した際、今はまだ大丈夫ですが、予防整備のため交換した方がいいですよと言われたこともあります。
そう言った事を無くすため、個人にあった車維持プランを提供できる専業工場なんて素敵じゃないですか? なんか車のコンシェルジュみたいな感じです。
「あそこの修理工場の〇〇さんにお願いしよう」と言ったような指名買いされる専業工場になるのが今後の改善策では無いかとインタビューをさせていただいて私の思った感想です。
まとめると・・・
車は日々進化しています。専用の診断機で誰もが同じクオリティーで修理ができるのなら、修理する整備士のおもてなしの心での差別化を計ることがいいのでは?
個人に合ったプランを作成し、修理の計画、家族ができ子供ができたらこんな車がいいよとか、ベテラン70代の人生の先輩からのアドバイスが聞ける修理工場なんて需要がありそうですけどね‼️
今はなんでも検索すれば調べられ答えが出るけど、経験を聞けるのは実体験・生の声、人生の先輩から聞く事が一番だと思います。
ちょっと偉そうな事を言ってしまいましたが、業界を盛り上げたいと言う思いから熱くなってしまった事をお許しください。
もし、こいつのブログ面白いなと思っていただけましたら、読者登録お願いします。